コーヒー名人
スペシャルティコーヒー

コーヒー屋さんなどに行くと、「スペシャルティコーヒー」と銘打っている商品がありますよね。

スペシャルティコーヒーは、普通のコーヒーとはまた違う土俵を築き上げ、1つの市場として立派に成り立っているのですが、このスペシャルティコーヒーとは一体どの様なコーヒーのことなのでしょうか?

定義や普通のコーヒーとの違いなどを見ていきましょう。

スペシャルティコーヒー

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スペシャルティコーヒーの定義

スペシャルティコーヒーの細かい定義は国によって異なっており、絶対的な定義は現時点では特にありません。

参考に、日本スペシャルティコーヒー協会では以下の様な条件を満たすコーヒーをスペシャルティコーヒーとして扱っています。

・生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。

・適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。

・適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されること。

難しい事が書いてある様ですが、普通のコーヒーと比べると「風味の素晴らしいコーヒー」なんだ、と考えてもらうとよいでしょう。

なお、「スペシャティコーヒー」・「スペシャティコーヒー」と人によって呼び方が異なる場合がありますが、日本ではスペシャルティコーヒーと呼ぶ方が一般的の様です。

スペシャルティコーヒーの原点

今でこそよく使われる言葉となった「スペシャルティコーヒー」ですが、この言葉自体はそれほど長い歴史があるという訳ではありません。

雑誌

スペシャルティコーヒーというは、1974年に「Erna Knutsen」という方によって「Tea & Coffee Trade Journal」で初めて使われたと言われています(アメリカスペシャルティコーヒー協会-SCAA

元々は、特別な微気象が生み出した風味の際立ったコーヒーを指して使われていたのですが、これが「スペシャルティコーヒー」の原点だと言われています。

判定

現在のところ、スペシャルティコーヒーとして商品を販売する為の絶対的な基準等はありませんが、日本スペシャルティコーヒー協会では、以下の様な項目で判断することとしています。

  • カップクォリティのきれいさ
  • 甘さ
  • 酸味の特徴評価
  • 口に含んだ質感
  • 風味特性・風味のプロフィール
  • 後味の印象度
  • バランス

:カップクォリティとは、コーヒー液体の風味のことです。

課題

上記の様に、現在の所スペシャルティコーヒーには明確な定義があるという訳ではありません。ということは、農園や品種名だけでスペシャルティコーヒーと名乗っても問題はないということになります。

結果として、いわゆる「プレミアムコーヒー」との区別が少し曖昧になってしまい、「スペシャルティコーヒー」という言葉が乱用されてしまう傾向にあります。普通のコーヒーとして売るよりもスペシャルティコーヒーとして売った方が、付加価値がある様に感じられますからね。

明確な定義や判定基準を設定する事で、スペシャルティコーヒーの本質を見失わない様にしたいですね。

コラム:コーヒーピラミッドとは?

コーヒーピラミッドとは以下の様に、コーヒーを格付けしピラミッド化したものを言います。

コーヒーピラミッド

スペシャルティコーヒー

極めて品質が高いコーヒーのことです。流通しているコーヒー全体の5%程度しかないと言われています。

中でも、SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)やCOE(Cup of Excellence)のカップ評価が88点以上の場合は「トップオブトップ」、85点以上の場合は「トップスペシャルティコーヒー」、80点以上の場合は「スペシャルティコーヒー」と呼ばれます。

プレミアムコーヒー

生産地が限定されているなど、何かしらの付加価値があるコーヒーのことです。SCAJやCOEのカップ評価76点以上の場合に「プレミアムコーヒー」と呼ばれます。

コマーシャルコーヒー

一般的なコーヒーで、最も多く消費されています。コモディティコーヒーやメインストリームコーヒーとも呼ばれています。SCAJやCOEのカップ評価76点未満の場合に「コマーシャルコーヒー」と呼ばれます。

ローグレードコーヒー

安いレギュラーコーヒー等に使われている低級品の豆のことを指しています。生産しても生産国から輸出されないこともあります。

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