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エスプレッソ

エスプレッソの歴史や抽出原理


コーヒーをよく飲むという方の中には、「エスプレッソが好き!」と言う方もいますよね。少量ながら独特の濃い味がたまらないですよね。

エスプレッソ

カフェやイタリア料理店でも普通に売っているので、他のコーヒーと同様に昔から有ると思いがちですが、実はエスプレッソは誕生してまだそれほど年数が経っていないって知っていますか?

また、エスプレッソはほかのコーヒーと抽出の原理も異なっています。そこで、ここではエスプレッソの歴史や抽出原理などを見ていきましょう。

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エスプレッソの歴史

意外にも、エスプレッソはこの世に誕生してまだ100年程しか経っていません。

歴史

1806年にナポレオンが対イギリスの為に出した大陸封鎖令により、フランス植民地でコーヒー豆や砂糖が不足し、特にイタリアではコーヒーが急激に不足しました。そんな時に、ローマの「カフェグレコ」の三代目オーナーであるサルヴィオーニが、コーヒーの量を減らして提供するというスタイル(デミタススタイル)を確立し、エスプレッソの基礎が出来ました。

そして、1901年にベゼラ社の創始者(ルイジ・ベゼラ)が開発したエスプレッソマシンによって、この世にエスプレッソが誕生したとのです。

ちなみに、日本に普及し始めたのは第二次世界大戦後です。

エスプレッソは「9気圧・90℃・30秒」が基本!

通常のコーヒーは、挽いた粉にお湯を注いで、粉の表面や内部から表面に出て来たコーヒーの成分を溶かし出す事で抽出されています。

コーヒーの成分抽出原理を簡単に解説!

抽出

一方で、エスプレッソは「9気圧・90℃・30秒」が基本だとよく言われ、高温(90℃)のお湯に高圧(9気圧)をかけて短時間(30秒)で濃厚なコーヒーを入れる抽出方法です。

高温かつ高圧のお湯が、容器に入った粉の内部まで浸透し一気に成分を溶かし出します。従って、粉の表面に出て来た成分だけを溶かし出す他の抽出方法と比べると、短時間で濃厚なコーヒーを入れる事が出来るという訳です。

良し悪しは粉の量・大きさ・詰め方次第!

正しい抽出方法をすれば簡単に濃厚なエスプレッソを作る事が出来ますが、粉の量や大きさ、詰め方を間違えると、風味が一気に悪くなってしまいます。

入れ方

粉が少ない、粗過ぎる、詰め方が甘い状態だと、かけた圧力が抜けてしまい、薄っぺらい風味となってしまうのです。また、クレマもすぐに消えてしまいます。

エスプレッソの特徴として、表面を覆う細かい泡(クレマといいます)が有ります。クレマはタンパク質や多糖類で出来ているのですが、これがエスプレッソの香りをカップの中に閉じ込める役割を果たしているのです。

逆に、粉が多過ぎる、細か過ぎる、詰め方がきつ過ぎるといった状態だと、エスプレッソの抽出が進まず、クレマの泡は大きく、えぐみの強い仕上がりになってしまいます

家庭用のエスプレッソ抽出器の是非

上記の様に、エスプレッソは粉の量や大きさ、詰め方で良し悪しが大きく変わるのですが、プロでない方がベストな状態のエスプレッソを入れるのは簡単では有りません。

しかし、最近は一般家庭でも「モカポット)」というエスプレッソ抽出器を使えば、簡単にエスプレッソを作る事が出来る様になりました。

:日本ではマキネッタと呼ぶ事も有ります。

モカポット

(画像参照元:アマゾン

モカポットは、密閉した容器の中で沸騰したお湯を粉の層に通過させて抽出を行います。但し、圧力は1.5気圧程度と低く、お湯の温度も100℃と非常に高いので、味は重くなりがちです。ミルクで割る事が前提と考えておいた方が良いでしょう。

最近は小型のエスプレッソマシンも普及して来ていますが、圧力が9気圧程度までかけられない機種の場合は、モカポットと同じ様な仕上がりになります。

ちなみに一般的な家庭用エスプレッソマシンは、下の様な物で1万円前後で手に入ります。

エスプレッソマシン

(画像参照元:アマゾン

他にも、家庭用のエスプレッソマシンでも9気圧程度の圧力がかけられるマシンが有ります。10万円前後と高価ですが、本格的なエスプレッソが楽しむ事が出来るでしょう。

なお、家庭用の本格的なエスプレッソマシンには以下の様な物が有ります。

エスプレッソマシン2

(画像参照元:アマゾン

:一般家庭用はプロ仕様と違い、ボイラーが小さいので連続使用には向いていません。

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