コーヒー名人
粉の大きさ

コーヒーの入れ方で味が変わる!?


コーヒーの酸味成分と苦み成分がどれくらい含まれているか(成分の総量) は、どのような豆を使うかで決まって来ます。従って、使用する生豆の種類やブレンド方法でコーヒーの味の大半は決まる、という事です。

味の変化

しかし、同じ豆を使ってコーヒーを入れても、素人とプロではコーヒーの味に雲泥の差が出ます。これは、入れ方(淹れ方)に違いが有るからです。

以下では、入れ方によってコーヒーの味が変わる原因とその内容について見ていきましょう。ポイントは酸味成分と苦み成分の「足の速さ」です。

コーヒーの成分抽出原理を簡単に解説!

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お湯の温度

まず、コーヒーを入れる際のお湯の温度によって、コーヒーの味は大きく変わって来ます。但し、これは注ぐお湯の温度の事ではなく、お湯を注いだ時の「粉の温度」の事を指しています。

温度

お湯の温度が高くなると、成分が抽出されるスピードが上がります。酸味成分は元々スピードが速いので、お湯の温度が上がってもそれほど影響が無いのですが、苦み成分はスピードが遅いです。お湯の温度が上がるとスピードが上がり、苦み成分の比率が一気に大きくなります。

つまり「お湯の温度を高くすると、それだけコーヒーの苦みは強くなる」という訳ですね。

抽出時間

次に、抽出時間の長短でもコーヒーの味は変わります。

時間
これは、お湯の温度の差と同様なのですが、酸味成分は抽出されるスピードが速いので、抽出時間が長かろうが短かろうがあまり変わりは有りません。

参考:酸味成分は概ね3分前後で全量たどり着きます。

一方で、苦み成分はスピードが遅いので、抽出時間の違いによって大きく異なります。

つまり「抽出時間が長くなると、苦みが強くなる」という事です。

粉の大きさ

最後に、粉の大きさによってもコーヒーの味は変わってきます。

粉の大きさ

細かく挽けば挽く程、成分にとってはゴールが近くなります。足の速い酸味成分にとってはそれほど関係は無いのですが、苦み成分はスピードが遅いので、粉が大きくなると苦みがあまり抽出されず、逆に粉が小さくなると苦みの比率は大きくなります。

つまり、「粉が大きくなるほど酸味が強く、粉が小さくなるほど苦みが強くなる」という事です。

ベストはどれ!?

上記でみてきた様に、入れる際のお湯の温度や抽出時間、粉の大きさで成分の比率(味の総量)が変わり、コーヒーの味は異なって来ます。

この味の総量は一体、どれくらいがベストなのでしょうか?言い換えると、酸味と苦みの比率はどれくらいになるのが一番美味しいのでしょうか?

ベスト

答えは「飲む人次第」です。コーヒーは他の料理や飲料と同様に、味に好き嫌いが有りますからね。

自分が飲むのであれば、自分の好みの状態になる様に入れるのがベストですし、自分以外の人の為に入れるのであれば、その方の好みに合う様に入れられるのがベストですね。

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